あっという間の2日間。真に充実した時間だった。
それこそ神聖な場で日常の汚れを洗い流すかのような鮮烈な体験がいくつもあった。
早朝から出雲大社を詣で、午後は須佐神社周辺を巡る。何より最もしっくりきた場所が素戔嗚尊を祀る須佐神社。いや、というより出雲市佐田町の穢れのない、とはいえ聖俗混じった人里らしい土地の持つ中庸の雰囲気が僕の感性に見事にマッチした。レンタサイクルで1時間半ほど周遊し、澄んだ空気とともに心地良い風に乗り、エネルギーを充填してもらった、そんなようなひととき。この場所はまた訪問したいと心底思った。古事記、日本書紀では悪神とされる素戔嗚の本当の姿は決して悪ばかりでない。善も悪もなく、表も裏もなくすべてはひとつである、そんな感覚。中矢伸一氏が「神々が明かす日本古代史の秘密」に書いておられた封印された日本建国の謎の通りだろう。
同時に、自分自身が真の意味で自立して、今目の前の仕事に精進すべきだとも直感した。人が本来持つ素直さ、先を見通す直観力、そしてそもそも一つだったという感覚。多くの方に知っていただきたいとあらためて思った。
ところで、1日音楽を聴かなかっただけでこれほどまでに「渇く」ものなのか。菊地+大谷の「マイルス研究」が佳境を迎えており、ますます音楽が愛おしくなっていたせいもあろうか。わずか数十年で飛躍的な発展を遂げたポピュラー音楽の歴史をなぞることは極めて興味深い。進歩と退化を繰り返し、螺旋状に発展してゆくロック音楽やジャズやその他の世界音楽の中には、それこそ「善悪」「陰陽」を超えた、人が上手く生きてゆく上でのヒントが包み隠されている。
例えば、26歳で夭折したニック・ドレイクのいかにも鬱病患者であることがわかる音楽の中には救いようのない苦しみと明け透けな楽観が同居する。20年近く前に初めて聴いたときはその美しさに惚れ惚れしながらも病的な暗さに吐き気を催したほどだったのに・・・。おそらくそれ以来聴いていなかった。でも、久しぶりに聴いてみた。深夜のニック・ドレイク、そこには一切の穢れのない、赤子の心が垣間見える。
ラスト・アルバム「ピンク・ムーン」は悲しい。
“Pink Moon”
I saw it written and I saw it say(僕はわかったよ)
Pink moon is on its way(ピンクの月が昇るって書かれているし言われていることが)
And none of you stand so tall(心の準備ができている人など誰一人としていない)
Pink moon gonna get ye all(ピンクの月がみんなに襲いかかる)
And it’s, yes it’s a pink moon(そう、ピンクの月が)
Pink, pink, pink moon.(ピンク、ピンクの月さ)
決して絶望的な暗さではないのに・・・、ドレイクは自ら命を絶った。
がんばらなくてもいいのに・・・。
ありのままで良いのに・・・。
島根、いいところですよね。
出雲は、草薙剣伝説をはじめ、たたら製鉄の歴史抜きでは語れません。他にも、加茂岩倉遺跡、石見銀山など、私の島根への興味は人類と金属との関わりの歴史にあり、妻の実家山口県に帰った折に島根にも度々足を伸ばしていますが、今後も何ども訪ねてみたい地です。
加茂岩倉遺跡
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%A0%E8%8C%82%E5%B2%A9%E5%80%89%E9%81%BA%E8%B7%A1
天叢雲剣
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E5%8F%A2%E9%9B%B2%E5%89%A3
>雅之様
おはようございます。
島根は興味深いですね。
出雲だけでなくいろいろと行ってみたいところが多いので、これからも機会を見て訪れたいと思う土地です。
あと、まだ行ったことがないのが鳥取砂丘なんです。良いって言いますよね。
奥様のご実家のある山口県は過去に仕事で何度か行きましたが、同じく興味深いところですね。
鳥取砂丘もいいですよ。だいたい、日本海側自体が僕らには新鮮ですよね。川が北に流れているっていうのがね、もう堪らない魅力ですね(笑)。
>雅之様
やっぱりいいですか!
おっしゃるように日本海側というのが神秘的です(笑)。
>川が北に流れているっていうのがね、もう堪らない魅力です
確かに!!