上田馬之助氏が亡くなったのだと。僕にとってはある意味北朝鮮の将軍様が逝ったことより衝撃的。何せまだ71歳である。格闘家は命を削って仕事をしているようなものだから人生は短いんだとよく言われるが、それにしても、である。とはいえ、そういう僕も彼のことをずっと追っていたわけではない。よってプロレスそのものも含め最近の動向は全くといっていいほど知らなかった・・・。
僕の記憶に残るのは一にも二にもジェット・シンと組んで猪木と闘った血沸き肉躍る試合たち。小学生の(だったように思う)僕はテレビの向こうから半ば興奮しつつ馬之助に野次を飛ばしていたっけか(笑)。それにしてもあれは面白かった。
ところで、最近は格闘技の興行がいまひとつ盛り上がらないという。そういえば、思い出した。大学の講師仲間の女性と話をしていて彼女が担当するクラスに、格闘技観戦趣味が高じて、ブログに記事を書き溜めているうちに当該団体から興行に対してのアドバイスを求める依頼が来たという女子生徒がいるのだと。それは凄い(素晴らしい)!と思わず声を挙げてしまったほど。そう、これからの時代何がどんな形で仕事に結びつくか皆目見当がつかない。特に、やりたい仕事が見えないという若者にはどんなことでもやるなら「徹底的に」とあらためて伝えたいくらい・・・。
さてさて、今年も残すところ10日。
ここ数日は時間を見つけてはいろいろな指揮者のワーグナーを堪能している。19世紀ドイツが生んだこの巨人の音楽は賛否両論。それこそ歴史的には異常なほど信仰されたり逆に葬り去られたり、作曲者の意志とは別のところで物議を醸すことが多い。歳をとると楽劇ひとつをじっくりと聴き続ける気力はなくなるが、抜粋盤や管弦楽曲集の類となると話は別。久しぶりに聴いたマタチッチ&ザグレブ・フィルの「ジークフリート牧歌」の室内楽的ながら血の通った響きに感激して、どうしても他にも聴きたくなり、これもご無沙汰のムラヴィンスキー盤を取り出してみた。相変わらずムラヴィンスキーのそれぞれの楽器の扱いは特別で、しかも強弱のバランスが特殊なものだから本当に興味深い。ソビエト連邦の決して最良とはいえないレコーディング機器によって残された録音をいつものように最大限の想像力を働かせながら聴いてみると得も言われぬ感動が込み上げてくる。
演奏については・・・、まんまムラヴィンスキーの音・・・言うことなし(涙)
こんばんは。
>上田馬之助氏が亡くなった
私は、森田芳光氏が亡くなったことのほうが衝撃が大きいです。
一般的には「家族ゲーム」の評価が高いですが、
私は「それから」
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%9D%E3%82%8C%E3%81%8B%E3%82%89-DVD-%E6%A3%AE%E7%94%B0%E8%8A%B3%E5%85%89/dp/B000BDJ0XE/ref=sr_1_6?s=dvd&ie=UTF8&qid=1324472450&sr=1-6
が最高傑作だと信じていますし、彼の作品の中で最も好きでした。
夏目漱石作品の映像化の歴史の中でも、美術や衣装を含め、未だに群を抜いて見事だと思います。
映画の話題ついでに、
今年は「あしたのジョー」を友人と劇場で観ましたけど、
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%82%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC-%EF%BC%9CBlu-ray%EF%BC%9E%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%9F%E3%82%A2%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%EF%BC%88%E7%89%B9%E5%85%B8DVD%E4%BB%98%EF%BC%92%E6%9E%9A%E7%B5%84%EF%BC%89-%E6%9B%BD%E5%88%A9%E6%96%87%E5%BD%A6/dp/B0051CCNNO/ref=pd_cp_d_1
これが思いの外良い出来で面白く、嬉しい誤算でした。
BDやDVD買えとまでは言いませんが、レンタル等ででもいつかぜひ!!
>雅之様
おはようございます。
森田監督若くして亡くなりましたね。
僕は、一世を風靡した「家族ゲーム」はともかくとして残念ながら森田作品を観ておりません。
これを機会に雅之さんお薦めのあたりから観てみようと思います。
ありがとうございます。
あと、「あしたのジョー」ですか!!
これは意外です。
が、同じく観させていただきます。