今日は暑かった。
これだけ暑いとあちこち移動するだけで体力を消耗するのかとにかく既に眠い。
明朝も早くから稽古があるし、物事を考えるのも苦になるからともかく軽い音楽を少しだけ聴きながら感じて、ブログでも書いてから寝てしまおうかと思った。
さて、何を聴くか?
ここのところの流れを維持して、しかも耳障りでなく、あれこれ思考する必要もない音楽と言えば・・・、最右翼はモーツァルトだろうが(教会ソナタ集でも聴こうか)、ちょっとそういう気分でもない。ならばドビュッシーやラヴェル等のフランスもの。それはあり。そこでその周辺の作曲家の音盤が並べてある辺りをごそごそ漁っていたら珍しいCDを見つけた。いや、珍しいという言い方は違う。長いこと聴いていなかった名盤と表現した方が良い。フォーレ、ドビュッシー、ラヴェルへとつながるフランス近代音楽の(ある意味)祖ともいうべきサン=サーンスの室内楽集(若い頃のドビュッシーはサン=サーンスの音楽をあからさまに否定していたそうだし、当のサン=サーンスもドビュッシーの作品を酷評したというからドビュッシーやラヴェルにまでつながるのかどうかはわからないけれど・・・笑)。
モーツァルト同様、幼少の頃から音楽的才能に長け、神童として扱われたサン=サーンスの音楽は一般的に保守派と認知されるが、少なくとも素人耳には第1番のヴァイオリン・ソナタなど挑戦的なフレーズも頻発するし(オルガン交響曲同様2楽章制で、しかもそれぞれの楽章は2部制になっている点も見逃せない。第2楽章第2部なんて十分アヴァンギャルドな側面も見えるし)、決して単なる保守的浪漫主義的音楽ではない。それに、レオナルド・ダ・ヴィンチのように詩、天文学、数学、絵画などあらゆるジャンルに才能を持ち精通していたあたりはモーツァルト以上でもあり、そういう能力が逆に足枷(枠組み)と化し、ある意味保守的にならざるを得なかったともいえる(何事も知ることは大事だけれど、何でも知ってわかり過ぎるというのも頭が固くなってしまっていけない)。
知られざる(?)名曲揃い。「子守歌」なんてさすがに「白鳥」という名曲を生み出した作曲家だけある美しい佳品(伴奏ピアノのキラキラするあたりがいかにもサン=サーンス的で素敵)。
さて、今日はもう寝る。
おはようございます。
サン=サーンスの室内楽、いいですよね。
何となくサン=サーンス、みたいですので、私も何となくお気に入りの盤を・・・。
クラリネットのための室内楽作品集(ヒンデミット、ドビュッシー、トロヤーン、プーランク) カム、フォークト、リヴィニウス、他
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2795235
上記盤が大のお気に入入りなので、下のCDも購入予定です。
『クラリネットのためのフランス音楽集~ドビュッシー、プーランク、フランセ、サン=サーンス、他』 モアザン、バリル
http://www.hmv.co.jp/product/detail/4964750
何となく良さそうでしょ(笑)。
今、プーランクの室内楽にも興味があります。
>雅之様
おはようございます。
ご紹介の音盤、よさそうですね。
何となく昨日は僕もプーランクも浮かんだのですが、やめました(笑)。
ただ、プーランクに関しては(というよりもともとフランス音楽には疎いので)あまり詳しくないので、そろそろ本格的に聴き込もうと思っているところでした。
手始めに今、プレートルが指揮した「グローリア」ほかを収めたEMI盤を聴いております(何と999円!)。
室内楽も少しずつ勉強し始めます。
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