The Beatlesを聴いて思ふ

人の目に映る大自然の情景。
そこに描かれる心の内側。
ジョン・レノンはとても中庸。起こるすべてを平等に受け容れようとする姿勢。

Rain, I don’t mind
Shine, the weather’s fine
I can show you that when it starts to rain
Everything’s the same
I can show you, I can show you
Rain, I don’t mind  Shine, the weather’s fine

雨だからといって心配しなくていいよ、
晴れたなら、それはただ天気が良いというだけのこと。
教えてあげる、
雨が降り始めたところで何一つ変わらないのさ。

それは後の”Across The Universe”の世界に通じる。

Words are flowing out like endless rain into a paper cup,
They slither while they pass, they slip away across the universe
Pools of sorrow, waves of joy are drifting through my open mind,
Possessing and caressing me.
Jai guru deva om
Nothing’s gonna change my world.

最後のフレーズは「何ものも僕の世界を変えない」と邦訳されるが、前段のサンスクリット語のフレーズ「導師、神、霊魂に勝利あれ」を考えると、むしろ「空(くう)」や「無」が己の解放に通じることを言いたかったのではないのか(歌わせたかったのではないのか)。

陰陽のビートルズ・ソング。各々が対になり、各々がどこかで交わり、ひとつになる。それらすべてによって完結するようにできているのか(当然本人たちの意思外)。

“Rain”と同時期に生まれたポールの”Good Day Sunshine”

Good day sunshine
I need to laugh and when the sun is out
I’ve got something I can laugh about
I feel good in a special way
I’m in love and it’s a sunny day

お日様の光に溢れて、とても良い日
大声あげて笑いたくなる
お日様が照ると
自然と笑いが込み上げるんだ
それだけで特別で良い気分
恋をしてるんだ、それに今日は良い天気

ポールはとっても人間。天気に左右される(笑)。
まだまだ長生きしてほしい。
2009年9月9日にリリースされたビートルズ・リマスター盤の2枚組サンプラーを聴きながら(非売品)。

The Beatles:09.09.09 Sampler

11月、11年ぶりの来日公演。先行発売のチケット取れなかった・・・涙。

 


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