諸行無常

kubelik_osaka.jpg目黒川沿いの夜桜を堪能した。それにしても人、人、人・・・。中目黒の駅前から吃驚するような混雑ぶり。見知らぬ人と酒を酌み交わし、今宵も楽しいひと時を過ごさせていただいた。

人生は山あり谷あり。右肩上がりに順調に成長をし続けることはない。諸行無常である。

ワークショップZEROの無料体験セミナーをやってみた。とても前向きな方々にご参加いただいた。その際、色々な話をさせていただいたが、結局は「身の周りに起こる全てを受容する」ということに行き着いた。そう、やっぱり「ひとつになる」ということがテーマであり、ポイントなのである。

酔っ払ってついつい隣の駅まで寝過ごした。副都心線の場合、隣の駅といっても歩いて10数分ゆえ特に苦にはならない。むしろ酔い覚ましにちょうど良い。身の周りに起こるあらゆる事象を受け容れよう。

昨日に引き続きクーベリックの初来日実況録音を聴く。

ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕前奏曲
バルトーク:管弦楽のための協奏曲
~アンコール
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集作品72より
第2番ホ短調&第7番ハ長調
ラファエル・クーベリック指揮バイエルン放送交響楽団(1965.4.12大阪フェスティバルホール)

颯爽とした粋な表現。こんなに前向きな(笑)バルトークは珍しい。どちらかというと気難しいバルトークが僕は好きである。そう、本当はネクラが好き(爆)。社会主義化したお国に見切りをつけ亡命したクーベリック。少々無理して明るく振舞おうとしているのが違和感といえば違和感。まぁ、それはそれでいいのだが。

それでもさすがにアンコールのドヴォルザークは素晴らしい。

※4月12日は妻の誕生日である。もう間もなくだ。


4 COMMENTS

雅之

おはようございます。
ご紹介の盤も未聴ですが、クーベリック指揮バイエルン放送響の「オケコン」は、1978年3月30日のヘルクレスザールでのライヴ録音のCD(ORFEO)を持っており、大好きな演奏です。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/570135
60年代のクーベリックの演奏は、テンポが速いものが多いですね。それと、やはりライヴでの熱気が凄いものが多いですよね。
マーラーの交響曲第6番のライヴ録音(1968年12月6日)と、翌日からのセッション録音(1968年12月7日~8日)では、速めのテンポ設定は殆ど同じなのですが、両者の「乗り」の違いを実感することが出来ますよ。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/129898
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1477655
それにしても、昔からバイエルン放送響の美質は変わりませんね。私の趣味では最高です。
この頃思うんですが、我々の世代のクラシックファンが私を含め、やたらに昔の演奏を懐かしむ傾向が強いのは何ででしょうね。人間誰しも40代半ばになるとそうなるのか?あるいは無意識のうちに時代の閉塞感を感じとっているからなのか?考えさせられます。

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岡本 浩和

>雅之様
ご紹介のバルトークも良さそうですね。
それにマーラーの6番の聴き比べも興味深いです。「乗り」の違いを実感してみたいですね。
>やたらに昔の演奏を懐かしむ傾向が強いのは何ででしょうね。
おっしゃるように無意識のうちに時代の閉塞感を感じとっているということもあると思いますが、若い頃には聴きたくても聴けなかった演奏が今の時代(たとえCDという音の缶詰であれ)手軽に聴けるようになったということもあると思います。
いつだったか「仮面ライダー」の大人向け変身ベルトが3万いくらかで発売されたとき本気で欲しいと思いました(もちろん買ってませんが・・・笑)。子どもの頃の夢を大人になって実現する、みたいな・・・。ちょっと喩えが違いますかね(笑)。

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雅之

こんばんは。
この回の岡本さんの記事に影響され、ベートーヴェンの交響曲第2番、第6番『田園』(1971年、1967年 バイエルン放送響とのライヴ) 
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1088514
ベートーヴェン 第3番『英雄』他(1971年 ウィーン・フィルとのライヴ)
http://www.hmv.co.jp/product/detail/771026
のCDを買い、聴いてみました。
やっぱりクーベリックのライヴは迫力と深みが半端じゃなく、完全に脱帽です!両方とも大推薦盤です。
DGの、彼が九つのオケを指揮したセッション録音のベートーヴェンの交響曲全集って、今考えると何だったんでしょう?

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岡本 浩和

>雅之様
こんばんは。ちょっと前に大阪から帰京しました(笑)。
これは面白そうな音盤ですね。ベートーヴェンもですが、僕的には「ジュピター」も気になります。
大推薦盤とおっしゃるなら買わねば、です。ありがとうございます。
>DGの、彼が九つのオケを指揮したセッション録音のベートーヴェンの交響曲全集って、今考えると何だったんでしょう?
確かに、です(笑)

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