青春のビートルズ

もう我慢ならない・・・。昨晩、テレビのスイッチを入れたらタモリのアップ。そう、『タモリ倶楽部』である（それにしても『笑っていいとも』同様息の長い番組だ。もう何年経つんだろうか？）。何と萩原健太氏や近田春夫氏らが例のThe Beatlesのリマスター盤と旧盤とを聴き比べし、何がどう進化しているのかなどをああだこうだと議論していた。一応音源も披露されるのだが、さすがにテレビを通してじゃよくわからない。ともかくその音の進化・深化を目の当たりにしたいものだといつもの音盤所有欲が沸々と湧いてきた。しかしながら、一度や二度は聴いてみるだろうが、前にも書いたように今更ビートルズをのめり込むように聴くはずもないだろうから、数万円の投資（浪費？）もどうしたものかとやっぱり悩んでしまう。ここは奥の手でも使おうとレコード会社に勤める友人にお願いしてみようかとも思ったが、ことビートルズに関してはサンプル盤など存在するはずもないから結局大枚叩いて手に入れるしかないのか・・・。悶々（笑）。とにかく一度でいいから（ほんとに一度でいい！！）じっくり腰をすえて全アルバムを聴いてみたい！！！

The Beatlesの活動期間はよくよく考えるとわずか8年という短いものである。にもかかわらず、後世にこれだけの影響を与えたことは今更僕が言及するまでもなく人間離れしている。どのアルバムをとってみても「感動」のある完成されたモノであるところが凄い（これ以上は語るまい。どれだけ言葉を尽くして絶賛しても言語で語りつくせない奥の深さと、いまだに色褪せない新鮮さをもつのだから、ある意味虚しくなるだけ）。

The Beatles：with the beatles

いきなり耳に飛び込んでくるJohnのシャウト、It Won’t Be Longから僕らはビートルズの目くるめく世界に誘われる。Paulの歌うAll My Lovingといい（この楽曲は僕が最初に好きになったビートルズ・ソングの一つである）、Georgeが歌うDon’t Bother Meといい、初期ビートルズの持つほとんど一発録りの生々しい音が直截に心に届く様は採れたての新鮮野菜を土のついたそのままかじりつくような感触。若い頃は後期のアルバムにぞっこんだったが、この泥臭さが年をとるにつれて心地良くなるのだから面白いものである。何より4人が信頼関係の下に緊密にコラボしている様、The Beatles（通称ホワイト・アルバム）の頃と違った一体感が感じられるところが最高なのである（The BeatlesはThe Beatlesで最高、これも大好きなアルバム）。

来月あたりから大学のキャリア授業の講師を務めることになりそうだ。本日まる一日講師向けの研修に参加した。なるほど僕が一線でかかわっていた5年前とも状況は随分変化しているようで、「今の学生は変わっている。実態に合わせた指導を心がけてほしい」という指令を受けた。僕らの想像もつかない「新人類（どころか超新人類だろう）」を相手に、大学側の「内定率をともかく上げてほしい」という要望にどれだけ貢献することができるだろうか？未知の世界を覗き見る、そういう好奇心と期待で今は胸いっぱいである。