帰宅後、あれこれ思索しながら、「パイプのけむり」團先生の音楽を少々。3楽章制の純粋器楽交響曲。昭和40年の秋に初演されたらしいので、その頃僕は1歳半ほどの赤ん坊。前衛音楽の全盛の時代に、極めて聴きやすい抒情的な音楽が全編を支配する。第1楽章は弦楽四重奏と弦楽合奏との対話で始まる序奏部をもつが、これがまたなかなか粋。第3楽章はどこかで聴いたメロディが木霊するが、それが何なのかよく思い出せない・・・。シベリウスを堅牢にしたような・・・。
團伊玖磨:交響曲第5番(1965)
團伊玖磨指揮ウィーン交響楽団
ところで、・・・僕は決して熱烈なプロ野球ファンではないが、時折テレビで観戦して、いろいろなチームの戦いぶりに一喜一憂しながら(特にファンではないが、やっぱり良い試合は観ていて興奮する)、スポーツというものを「外側」から楽しませていただいている。ただし、日常的にテレビを見る習慣がないものだから、深夜に帰宅していわゆるニュースのダイジェスト版で観るだけだから、これほどいい加減な楽しみ方はない。
パ・リーグのクライマックス・シリーズ第1ステージは2試合とも劇的な逆転でロッテが勝利したが、いかに選手の「気」が大切か、そしてそれが積み上がって生まれるチームの「勢い」・・・、あらためて人間の可能性の奥深さを感じさせられたそんなゲームだった。そもそも両チームの監督、そして選手の顔が試合前の様子から違う。少なくとも昨日の試合においては、アドバンテージをとられていた西武側に「余裕」はなかった。得点をどれだけ先取しても、9回という長丁場には本当に信じられないことが起こる。先月野村克也氏の講演を聴いた時、野球はピッチャーで決まるということをおっしゃっておられたが(要は、点をとられなければ負けることはないということ)、「なるほど」と2試合の様子を見て、その意味がよく理解できた。それと、監督の采配。どのタイミングでピッチャーや選手を交代させるか、このあたりの微妙な感覚がその後の流れを決定づける。
ソフトバンク対ロッテという最終ステージが俄然見もの。そういえば、昔、僕の子どもの頃はセ・リーグ人気が圧倒的で、パ・リーグなどチーム名は知っていてもどんな選手がいるのかまったく知らなかったが、今はセとパの差がなくなった、どころかパ・リーグがやたら熱い。チームが地域密着型になったからだろうか。
こんばんは。
今日は「体育の日」
体育の話題で團伊玖磨先生の作曲とくれば、何といっても「ラジオ体操第二」でしょう。老いも若きも知っている永遠の「名曲」です。
http://www.youtube.com/watch?v=-RnrDUf6IC0&feature=related
近々、ポリーニの演奏で新録音が出るようです(またかよ! 使い古したウソ・・・笑)。
團先生の交響曲第5番は未聴です。ぜひ聴いてみたいです。
ところで、日本を愛するクラシック・ファンなら、先生の代表曲「夕鶴」の音盤の一組くらいは持っていたいものですが・・・。
私の持っているCD↓
http://www.hmv.co.jp/product/detail/200786
※岡本さんに厳重注意!!
奥様の練習風景を許可なくこっそり覗くと、たとえ夫といえど大変なことになります。
鶴になって飛んでいってしまわれるかもしれませんよ(笑)。
>雅之様
こんばんは。
「ラジオ体操第二」、これは本当に名曲です。「ぞうさん」なんかも素晴らしいですよね。子どもの頃は團先生の作品などとは全く知らずに聴いておりましたが・・・。
鮫島さんの「夕鶴」は名盤ですよね。そういえば、もう20年以上前、イベント・プロデューサーだった頃、四国松山の某会館で鮫島さんとご主人のドイチュさんのリサイタルを仕切りました。当時、鮫島さんの美貌に見とれてしまいました(笑)。
>鶴になって飛んでいってしまわれるかもしれませんよ(笑)。
それは困ります(笑)。