ヴァントのポストホルン

Mozart_posthorn_wand.jpgマニュアルを参照しながらMT4を使ってセミナーのホームページをコツコツと作っている。ほぼ大枠はできたのだが、問題が一つ。普段、僕はブラウザにFirefoxを使っており、どういうわけかアップロードした画像がFirefoxでは表示されない(IEで確認すると、こちらは問題ない)。キャッシュの問題か、それともCookieの問題なのか、IT素人ながら一応あぁじゃないかこうじゃないかと思案、推測しながらいろいろと試みても解決しない。もちろんマニュアルのQ&Aにはそういう類の質問は明記されていないので、どうしたものか・・・。おそらく「何だ、そんなことか!」というような些細な何かが問題になっているだけなんだろうが、僕の知識ではこれ以上はお手上げ。どなたかお知恵を拝借できる方いたしたらご教示ください。よろしくお願いしますm(_ _)m

僕は専門的にITやコンピューターのことは一切勉強していない。ともかく仕事上の必要性から見よう見まねでPCを触りながら学習してきたが、基本が理解できていないからこういうところでつまずく。誰かわかる人に最初からお任せでやってもらえば何の苦労もないが、それだといつまで経っても覚えない。一度「壁」にぶち当たってクリアしておくと、そのことは忘れないから後から必ず役にたつ。他人に教えてあげることもできる。人間にとって「挫折」や「壁」は必要なんだということが、こういう時にも確認できるから、人生って素晴らしい(大袈裟・・・)。

ここ数日、毎日モーツァルトを聴いている。わずか35年の彼の人生は決して順風満帆なものではなかった。特に、1781年にウィーンに居を移す直前、故郷ザルツブルクでの鬱屈の日々は大変な精神的ダメージを彼に与えたのではないかと予想される(早死の遠因なのではないかと僕は思うが)。とはいえ、そういう中でも、彼の書いた音楽は不思議に明るい(あくまで表面上だが)。

モーツァルト:セレナーデ第9番ニ長調K.320「ポストホルン」
ギュンター・ヴァント指揮北ドイツ放送交響楽団

マンハイム、パリ旅行からザルツブルクに戻り、コロレド大司教との確執の中で生み出されたいくつもの名作(ディベルティメントK.334や協奏交響曲K.364など)のうちの一つ。こういう機会音楽を書かせたら右に出るものはいないと思わせるほど、モーツァルトの筆は滑らかで、楽想が湯水のように迸る勢いがある。
この音楽も名盤は多いが、今日はギュンター・ヴァントが死の10ヶ月前にハンブルクで行ったライブ録音を久しぶりに取り出した。ヴァントはこの音楽がことのほかお気に入りだったらしいが、さすがに最晩年の老巨匠の棒だけあり、明るいモーツァルトの中、それも奥底に潜む「怒りや哀しみ」という負の感情を見事に表現していると感じるのは僕だけだろうか?これはモーツァルトの心の機微までしっかり捉えた名演奏である。ちなみに、同CDにカップリングされているベートーヴェンの第4交響曲も絶品!

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