久しぶりにJazz魂をくすぐる演奏に出逢った。
今宵、急遽お誘いがあり、HUB浅草店に出向く。知る人ぞ知る東京で、いや日本で最も熱いLiveを聴かせるJazz Barとのこと。特に今夜は、アルトサックスの五十嵐明要氏率いるザ・聞楽亭にテナーサックス奏者広津誠氏が絡むSwing Night。こういうクラブでのJazz Liveは2001年、同時多発テロの半年前に訪れたNew YorkのVillage Vanguard(Branford Marsalis Quintett!)以来だから自ずと興奮した。まさに目の前、ほとんどかぶりつきといっていい席でビールを嗜みながら2 stage楽しませていただいた。本当に本物の音楽というのは浄化力が高い。何だかもやもやしていたものが完全に吹っ切れたようだし、明日からまた元気に頑張ってやっていけそうだ。
しかし、このお店は穴場ではなかろうか。Jazz好きな(特別Jazz好きじゃなくてもOK)友人たちを連れて行きたくもあり、独り占めしたくもあり、複雑な心境。毎日様々なアーティストによりLiveが繰り広げられているので興味ある方はご一緒しましょう!
浅草は確か初めての訪問だが、下町風情が粋でお洒落。たびたび訪問したいものである。
John Coltrane:Live At Birdland
Personnel
John Coltrane(Tenor Sax、Soprano Sax)
McCoy Tyner(Piano)
Jimmy Garrison(Bass)
Elvin Jones(Drums)
John Coltrane率いる黄金カルテットの最高のパフォーマンス。所詮は録音に過ぎないが、やっぱりColtraneの演奏は特別。こういう神がかったサックス奏者はもう生まれないんだろうな・・・。
そういえば、2001年の同じ時にBirdlandも訪問した。どういうLiveだったか記憶が定かではないが、Dixieland風のオーケストラの演奏だったように思う。かっこよかった。
確かに今日聴いた五十嵐氏のサックスは縦横に揺れて気持ちよい波動を発していたが、あくまで人の域は出ない。終演後、少々お話させていただいたが、とても気さくで人間臭い方だなぁと思った。そのあたりの人間性も如実に現れる名演だった。
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