シンプルに・・・

von_bingen_sequentia.jpg最近「思考」が複雑化している。無理やり難しく考えようとしているのかもしれない。「真実」は至ってシンプル。「研修」ひとつとってみても結局どれも言いたいことは一つ。啓発本をどれだけ読んだとしてもやはり「真実」は一つ。
とにかくどんな人にも「わかりやすく」説明ができないと人にものを教えたことにはならない。「教える」とは人が「自ずとやる気になる」ということ。そして以前Dがブログに書いていたようにアドバイスとはその人の考えを「後押ししてあげる」こと。
来週はとあるベンチャー企業での「リーダーシップ研修」、そして週末は「人間力向上セミナー」。ひねらず、シンプルにいこう、とふと思った。
そして、たまたま今日は満月(満月にちなんでThe Bill Evans TrioのMoon Beamsでもとりあげようかと思ったが、気が変わった)なものだから、いっそのこと偏った拘りを捨てようとも思った。

Aの紹介でSさんという転職志願者に遭う。1時間ほどお話をさせていただき、感じたこと。
やっぱり「人間はOnly Oneだ」ということ。限られた狭い常識の中で育ってきたことが原因で「自信」をもてない若者が多い。その自信のなさがまたその人の行く手を阻む。
難しく考えずやっぱりシンプルに生きることだ。

ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:シンフォニア
セクエンツィア(演奏)

12世紀ドイツの修道院長であるヒルデガルト・フォン・ビンゲンの遺した聖歌集。43歳の時、神の啓示を受けたと自らの「幻視体験」を執筆し、公にする。その真偽のほどはともかく、そして信じる信じないはともかくとしてこの音盤に収められた全14曲の静かなる癒しの調べを耳にしながら、今日は「考える」のをよそう(笑)。
彼女の宗教活動の基本理念は、教義の伝道だけでなく「人間の心身の癒し」を目的にしていたらしいから、これはまさしく「ヒーリング・ミュージック」なのである。

心の襞に染み渡る中世の祈りの音楽。無駄がなくシンプルなのだ。美しい・・・。

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