アントニオ・カルロス・ジョビン

urubu.jpg初夏のようなポカポカ天気。朝から掃除に洗濯。とにかく汚れを落とさんとばかりに精力的に家中を動く。普段目の行き届かない隅っこまで雑巾がけし、酢水で床を拭く。昨日までの重い空気が嘘のよう。不思議なくらいエネルギーが変わって気持ちが良い。落ち着いた後、第15回「早わかりクラシック音楽講座」の報告ページをUPしようと整理までしたところでちょうどお昼。転職後の報告を聞きがてら新宿でYと食事をする。社風も文化もこの前まで勤めていた某証券会社とは180度違うらしく、初めのうちはとまどいがあったものの、むしろ自分の生き方や考え方、性格にあっているらしくストレスが全くないという。彼も人を受容することの重要性にここのところ気づいているらしく、僕の考えていることに極めて近い。将来的には共に何かできれば面白いなと心の中で考える。

夜は恵比寿にて5年ぶりに気象予報士のYに会う。初めて会ったときから13年経過しているから彼女も35歳になったらしい。歳はとれども風貌は昔のまま。雰囲気といい状態といい何も変わってないところが彼女らしい。そういう僕も基本的には何も変わっていないらしいが(笑)。積もる話を聞き、お願いしていた案件の相談をし、軽く一杯飲みながらアジアン・テイストの料理をいただく。Euro Asian Restaurant & Bar “Coci”。美味しかった。

身体が「癒し」の音楽を要求しているようで、しかも堅苦しくなくぼーっと耳にすることができる音楽をということで、アントニオ・カルロス・ジョビンのアルバムを取り出した。

Antonio Carlos Jobim:Urubu

全8曲、合計40分にも満たないアルバムだが、ボサノヴァというひとつのジャンルでは表現しきれない音のドラマが詰め込まれた傑作。この音楽を初めて聴いた時、あまりの美しさに卒倒してしまいそうになったほどだ(大袈裟・・・)。しかし、それも冗談ではなく、自然や大地というものに対する「普遍的な愛」をあらゆる音楽のボーダーを越えジョビンがジョビンの音楽としてクリエイトしたところにこの音盤の凄さがあるように僕は思う。風薫る温かい今日のような日に、窓を開けて夜風を涼しく感じながら音を楽しむのにとても適した最高のヒーリング・ミュージックだ。

ところで、次回の「早わかりクラシック音楽講座」ではモーツァルトの交響曲第41番ハ長調「ジュピター」K.551をとりあげる。モーツァルトはどうも一般人にも人気があるらしく早々と定員オーバーになりそうな雰囲気。ご興味ある方はお早めに!
あと、5月26日(月)には「宇宿允人の世界」コンサート鑑賞ツアーを5ヶ月ぶりに敢行します。こちらも定員があるのでご興味ある方はご連絡ください。

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