天真爛漫~子ども心

Piazzolla_Tango_Apasionado.jpg午後、雨降る表参道のオープン・カフェでミーティング。昨日の夕方頃、突然Tから会いたいという連絡が入り、アポイントになったもの。彼も最近転職したばかりで、様々なチャンネルを開拓しているらしく、2時間ばかりいろんな話で盛り上がった。すぐにビジネスに結びつく案件でもなさそうだが、近い将来花開くことを祈る。というより、そうなるように動こうと思う。
帰宅し、食事をとった後、ふとテレビをつけると「レゴの達人」決戦をやっていた。20分ほどしか見てないが、へぇと感心。そもそも「レゴ」というものでそういう遊びができるとは知らなかった。どうやらいろんな形のパーツがあるらしく、子どもだけじゃなく大人が楽しめるクリエイティブな遊びだなと思った。
子ども心を忘れずに、天真爛漫に生きることはやっぱり大事。このおもちゃは、そういう素直で純真な心を忘れないような役目を担っているのだろう。

Astor Piazzolla:The Rough Dancer and the Cyclical Night(Tango Apasionado)

冷たい雨の中、急にピアソラが聴きたくなって晩年のいくつかのアルバムをたて続けにプレーヤーに載せる。「Tango:Zero Hour」、「The Rough Dancer and the Cyclical Night(Tango Apasionado)」、「La Camorra」
どれも素晴らしい。アルゼンチン・タンゴの枠を飛び越え、クラシックやジャズの世界にも足を踏み入れ、ピアソラならではの独自の世界を描き出す情熱的で哀愁に満ちたバンドネオンの響き。何年か前にギドン・クレーメルが彼の音楽を取り上げ、初めてそれを聴いたときに魅せられてしまったのだが、やはりピアソラ本人によるピアソラの音楽は絶美。
レゴは北欧生まれ。一方、ピアソラは南米生まれ。地理的にも文化的にも真反対の世界でありながら、何か目に見えない共通点を感じさせてくれる(僕の勝手な感覚だが・・・)。自由気ままな天真爛漫さか・・・。

ピアソラの最後の来日は1988年。残念ながら、当時タンゴには全くといっていいほど興味がなく完全にノーマーク。無論そのときの演奏は素晴らしかったらしいが後の祭り。当時、僕はある放送系のイベント会社に勤めており、89年には「中南米フェスティバル」という催しに関わり、ロベルト・ゴジェネチェなどタンゴ界の巨匠といわれる音楽家たちの舞台を目の当たりにすることになるのだが、やはり無知だったゆえほとんど仕事モードで参加していたことが悔やまれる。今となってはもう少し真剣に聴いておけば良かった、と・・・。

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