
7月3日は、ブライアン・ジョーンズが亡くなった日(1969年)であり、またジム・モリスンが亡くなった日(1971年)でもある。いずれも27歳という若さでの夭折だった。ロック・スターの場合、自殺なのか、あるいは他殺(暗殺)なのか、もとより巷間騒がれるところだが、いずれも薬物の過剰摂取によるものだと結論付けられている点が興味深い。
半世紀を過ぎ、思うのは彼らの残した作品たちが、時間を経て熟成され、ほとんど芸術作品として普遍的なものになっているということだ。その意味では、二人がわずか27歳で生を終えざるを得なかった事由も偶然なのだろうがよくわかる。
「ブライアン・ジョーンズの死」という短編の一節を観た。
“No Expectations”でのスライド・ギターが自身へのレクイエムのように響き、何だかとても切なく思った。
生死の解決ならず逝った人を思うと寂しくなる。
今を一生懸命生きようと、彼らが残した音楽たちを聴いて僕はあらためて決心する。
