Amanda McBroom “The Rose” (1980)

Some say love, it is a river
That drowns the tender reed
Some say love, it is a razor
That leaves your soul to bleed
Some say love, it is a hunger
An endless aching need
I say love, it is a flower
And you, its only seed

衝撃!
オリジナルの持つ空気感。
カバーされた頻度が高い楽曲ほど、原曲の持つパワーに圧倒される。
ジャニス・ジョプリンをモデルにした映画”The Rose”は名作だが、その主題歌はてっきりベット・ミドラーのオリジナルなのかと僕は長い間思っていた。

愛は狂気だという人もいるが、本質はやっぱり慈悲なんだと思う。
すべてはそれを体験する人の主観に過ぎない。
愛と鋏は使いよう。

原曲を聴いて驚いた。
やさしく、そして多少丸みを帯びた(?)その歌は、永遠だと思った。
初めて聴いたのはどこだったのか、記憶がまったく確かでないその旋律は、脳みその襞に、否、心の襞にしっかりと刷り込まれている。

僕はいつもなぜだか懐かしさを覚える。
アマンダ・マクブルームの”The Rose”を聴いて僕は震えた。
率直に感動した。
何でもない歌なのに、涙が出た。

・Amanda McBroom:The Rose (1980)

当初、ジャニスの歌う音楽ではないと却下されたが、プロデューサーのポール・ロスチャイルドが推し、主演のミドラーが気に入ったおかげで主題歌に採用されたという曰く付きの名曲。

確かに歌詞の内容はまるでジャニスの心情を歌っているようだ。赤いバラには刺がある。
音楽そのものも魂にまで響く、慈愛に満ちる。

過去記事(2010年1月23日)

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