振り返らずに前のめり

進化が起こるとき、つまり新しい何かが起こるとき、必ずといっていいほど、目先の目標や物事で躓いてしまい、一瞬悲嘆に暮れたり、落ち込んだりするという経験は誰にでもあるだろう。しかし、大局的なものの見方を覚えると、それがマイナスに見えることであろうとプラスに見えることであろうと、「正しい方向」に進んでいるのだ、ということを忘れてはならない。ただし、目標に対してぶれないという条件付きなのだが。

今朝、起きて早々、言葉で表現不可能な違いを感じた。何だかエネルギーが濃くなっているような状態。

昼、神保町で先日講座で知り合ったYさんをDに紹介するアポイントが入っていた。結果は何だかちぐはぐだ。どういうことだろう?

夕方から久しぶりに銀座でIさんに会う。状況は少し進展した。やっぱり後ろは振り向いちゃだめだ。常に前を見て動くべし。

モンテヴェルディ:歌劇「オルフェーオ」
ジョン・エリオット・ガーディナー指揮イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
モンテヴェルディ合唱団
アントニー・ロルフ・ジョンソンほか

毒蛇に噛まれ、命を奪われたエウリディーチェを生き返らせるために黄泉の国へと下ることを決意したオルフェーオ。黄泉の国の王プルトーネは、生者の国に辿り着くまで決して振り返ってはならないという条件付けでオルフェーオの願いを聞き入れる。しかし、本当に彼女がついてきているのか不安になったオルフェーオはついに振り返ってしまう・・・。

人間は「不安」をもつ生物である。その「不安」により相手を試したり、「我」に入ったりしてしまう。その結果、失敗を招く。過去は過去でしかない。

僕の前に
道はない
僕の後ろに
道は出来る

ああ
自然よ
父よ

僕を
一人立ちさせた
広大な父よ

僕から目を離さないで
守る事をせよ

常に
父の気魄を僕に充たせよ

この遠い
道程のため

この遠い 道程のため

~高村光太郎

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