エクソシスト?!

お昼に久しぶりの知人と食事をしていて、企業の中の「鬱病」やストレス・マネジメントに話が及び、人材育成などの仕事に就いていると個人からもその手の悩みを含めた依頼が非常に増えており、明日は我が身で他人事ではないかも、などとついつい話に花が咲いた。まぁ、1日のうちに10数時間もパソコンに向かい、人と深く交わることなく、しかも休みを返上してまで仕事をしていれば「精神に破綻を来す」のもしょうがないといえばしょうがないことなのかもしれない。しかしながら、本来、企業がメンタル・ヘルス面により一層の意識を向け、改善を行っていかなければならないはずで、残念ながらそこまで手が回っていないというのが現実のようである。

これまで仕事を通じて10,000人近くの若者と接してきた経験から推測すると、例えば世にパニック症候群とか「精神病」とかいわれているものの多くは意外に病気ではなく、「磁場」の問題や「憑依現象」だと考え主張する人も一方ではいるようで、このあたりの論議は「見える」「見えない」、「信じる」「信じない」という世界の話になってしまうのでなかなか結論は出せないのだが、僕自身はやはり「目に見えない何か」の影響が強いのではないかと思うのである。

もう30年以上前だと思うが、オカルト映画のはしりとなった「エクソシスト」という名画がある。当時としては物議を醸した大変な映画だったのだが、今見てみるとそんなにショッキングな感覚はなく、どちらかというと僕などはテーマ音楽となったマイク・オールドフィールドの名曲に惹かれ、その音響効果とあわせ芸術的な境地にまで達している素晴らしい映画だという印象が強く残っている。
取り憑かれた12歳の少女リーガンを演じたリンダ・ブレアの鬼気迫る名演技とメリン神父を演じたマックス・フォン・シドーの味のある演技は実に最高である。

Mike Oldfield:Tubular Bells(1973)

前述の「エクソシスト」で有名になったMikeのデビュー作にして最高傑作。そして、今は押しも押されぬ大企業に成長したVirginの記念すべきレーベル第1作がこの音盤であった。
幼年期の体験や印象を元にマイクがチューブラー・ベルズを中心に28種類の楽器を自らプレイし、約2300回のダビングを重ねて1年近くをかけ完成させた驚愕のアルバムだ。
イントロ部分の不気味さ、というか「音の連なり」は今もって色褪せていない。

※夜は、偶然渋谷にいたらば昔の懐かしい仲間たちが呑んでいて合流した。所帯持ちの男5人の集まり。久しぶりで大いに笑った。

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