パラダイム・シフト

カラヤン・ポピュラー・コンサートを聴く。
何でこんなCDを持っているのだろうか?買った記憶はない。おそらく誰かにもらったのだろう。棚に埋もれていたのを先日の引越しの際に見つけ、手元に出しておいた。

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリンフィルハーモニー管弦楽団

カラヤンという指揮者は明確に嫌いである。あえて正座して聴くことは絶対にない。自分から好き好んで購入することもありえない。

何が嫌いなのか?
顔である。人間の性質は顔に表れるという。音楽家というより政治家なのだ。芸術家というより商売人なのだ。僕は自慢じゃないが「お人よし」でお金儲けが上手じゃない。だから、それが「上手」な人が羨ましいのかもしれない。だから、ひょっとすると単なる「嫉妬心」なのかもしれない。

資本主義の世の中で生きている以上、確かに「お金」はあったほうが良い。いや、必要である。しかし、お金って一体何なの?ただの紙切れに過ぎないものに人は群れを成し、それに翻弄され、思考の中心になってしまう。

「お金のいらない国」という書籍をご存知だろうか?

ある日、主人公が目を覚ますと「お金という概念」が存在しない星にたどり着いたところから話が始まる。「お金」が存在しない星では、人が各々自分が人にやってあげたいことを生業にしてお互いにサービスしあって生きているのである。なるほど。そういうものが存在しなければ戦争もないし、犯罪もない。起こりようがないのだ。
この本は1冊数十ページなのであっという間に読める。4巻まで出ているので興味ある人はぜひ読んでください。

ところで、カラヤンの話題に戻る。正座しては聴けないが、BGM的に聴くならいいかもしれない。芸術というより映画音楽なのである。確かにアンサンブルは乱れないし、音は抜群に綺麗である。

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