だいぶ胃腸の調子も落ち着きました。自分的には軽く考えていたものの、潰瘍は結構えぐれていたようで、医者の言うとおりにきちんと節制し(たまに飲みましたが・・・苦笑)、薬を飲んだおかげで順調に治っているようです。胃カメラ検査でピロリ菌もチェックしたところ+1だったようで、様子見。殺菌するということは善玉菌まで殺してしまうということなので、バランスを重視する僕にとっては二の足モノ。幸い菌のレベルは低かったので、自分的には共生したいかなと考えています。
ご心配をおかけした皆様、いろいろとお言葉をかけていただきありがとうございました。あらためて感謝の念をお伝えいたしたいと思い、まずはお礼を書かせていただきます。
東京地方も台風の影響。雨が降ったり止んだり。そして突然の猛烈な雨。
近くまで行ったのでふと思って松陰神社詣で。安政の大獄で処刑された吉田松陰を祀る神社だが、雨に濡れそぼった夕刻の境内が何とも言えぬ風情を醸し出していた。
有名な言葉。
「至誠にして動かざる者は未だこれ有らざるなり」
「志を立ててもって万事の源となす」
「己に真の志あれば、無志はおのずから引き去る 恐るるにたらず」
いやはや、命を懸けて志を貫こうとした松陰の境地には程遠い。
しかし、この世に命を授かった以上、自分のやるべきことをきちんとやろうとあらためて再決意した次第(実際決意を新たにすると誰が何と言おうと事が進んでゆくもの)。「人間力」の真髄を多くの方々にどうして知っていただきたい!!!
例えば、ショスタコーヴィチはちょっとその勇気のなかった音楽家かも(笑)。幕末の状況とはまた違うが、思想の自由や言論の自由の認められなかったという意味ではスターリン時代のソビエトなども同じようなものだろう(ちょっと違うか・・・笑)。
ショスタコーヴィチ:交響曲第4番ハ短調作品43
ワレリー・ゲルギエフ指揮キーロフ歌劇場管弦楽団
この音楽を初めて聴いたときは、最初から最後まで何が何だかわからなかった。冒頭の阿鼻叫喚などじっと聴いておれなかった(ショスタコの音楽は体制に迎合したわかりやすい音楽以外、特に若い頃は受け入れ難い高いハードルがある)。第8交響曲も最初はそうだった。でも、突然あるとき目から鱗が落ち、愛すべき楽曲になる。昨年末に聴いたデュトワ&N響のライブなどはもう汗かきかき(笑)の名曲の名演奏だった。
ちなみに、第4交響曲がやっとわかったと思えた音盤がこのゲルギエフ盤。
この曲、作曲後、当局を恐れていったん発表を取りやめ、1961年に初演されるまで25年もの間お蔵入りしていたという代物。松陰のようにたとえ命をなくしてでもとはいかなかったよう。
作曲者自身が「我が仕事のクレド」と呼んだこの音楽は本当に傑作。この曲を作曲当時に初演していて、仮に処刑されていたとしても、ショスタコーヴィチの「白鳥の歌」として語り継がれていたことだろう。
おはようございます。
>だいぶ胃腸の調子も落ち着きました。
何よりです。でも、引き続きしばらくはご無理をなさらずに! 私のコメントも、暑い時期ではありますし、ごく軽めに底を浅くしております。
>例えば、ショスタコーヴィチはちょっとその勇気のなかった音楽家かも(笑)。
>松陰のようにたとえ命をなくしてでもとはいかなかったよう。
私に対する挑発、誘導尋問、罠の臭いがします(ショスタコ級政治的勘かも? 微笑)。
そもそも、今、何であえて唐突にショスタコ? 怪しい!これは絶対に罠です。
その手は桑名の焼ハマグリ!
高杉 晋作(1839年9月27日- 1867年5月17日)
モデスト・ペトロヴィッチ・ムソルグスキー(1839年3月21日 – 1881年3月28日)
ムソルグスキー 展覧会の絵、禿山の一夜、他 ゲルギエフ&ウィーン・フィル
http://www.hmv.co.jp/product/detail/3920902
このシングルレイヤー仕様SACDは、音の改善が著しく驚きました。
>雅之様
おはようございます。
ありがとうございます。もちろん無理はいたしません。
>私に対する挑発、誘導尋問、罠の臭いがします
いやはや、何とも、吃驚です。
雅之さんならどんな反応を返していただけるか採り上げてみましたが、ちょっと唐突でしたかね?(苦笑)
では、また別の機会に。
なるほど、ムソルグスキーですか!
ゲルギエフのシングルレイヤーSACDは未聴です。
>音の改善が著しく驚きました。
そういわれると俄然聴きたくなります。
[…] 久しぶりに1日籠ってデスクワークをしていた。BGMにはもちろんショスタコーヴィチの第4シンフォニーや初期弦楽四重奏曲など。そして気分転換にとMiles Davisの”Round About Midnight”にThe Beatles・・・。 そこで1999年にリリースされたThe Beatlesの”Yellow Submarine Songtrack”についての空想、あるいは独断と偏見の戯言を。 1965年~67年の、いわゆるビートルズ全盛期の楽曲を集成したこのアルバムの価値は非常に高い。もちろんオリジナル至上主義者からしてみたら単なる寄せ集めのベスト・アルバムに過ぎないのだけれど。 […]
[…] モーツァルト: ・ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調K.282 ・ピアノ・ソナタ第16番ハ長調K.545 ・ピアノ・ソナタ第8番イ短調K.310 ショパン: ・練習曲作品10 ・練習曲作品25~第5番ホ短調、第6番嬰ト短調、第8番変ニ長調、第11番イ短調 スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ) 1989年3月29日、ロンドン、バービカン・センターでのライブ録音 モーツァルトとショパンを並べたプログラムを一聴し、思ったのはショパンがスペシャリスト的天才であるのに対してモーツァルトはジェネラリスト的天才であるということ。そしてさらにどちらがどうだとは全く判断がつかない2人の天才を前につくづく思ったのは、ショスタコーヴィチこそがこの2人の音楽家の遺伝子を完璧に受け継いでいる真の天才ではなかろうかということ。まさにミューズが降臨するかのような創造力と構築力とを有する史上稀に見る音楽家だと、今また第4交響曲と第7交響曲に触れて再確認した。 そういえば、リヒテルもショスタコーヴィチと直接関わり合いのあるピアニストだったっけ。 […]