過去の思い出に耽りながら・・・

子どもの頃、両親とも働いていたので祖父との記憶が鮮明(祖母は僕が生まれる前に亡くなっていた)。僕が中学2年生だった年の今日亡くなっているからもう33年も経つことになる。いろいろと叱られたこともあるし、優しくしてもらったことも多い。基本的に温厚な人柄だったと僕には映るが、父の話を聞くとそうでもない。若い時分は結構酒乱気味だったらしいし、祖母に対してはかなり高圧的に接していたよう。もちろんいわゆる家長制度の時代であり、どちらかというと男尊女卑的な傾向の強かった時代だからそういうことはどこの家庭、夫婦でも日常茶飯事的だったのだろうけれど。
そういえば祖父は酒が好きだった。子どもの記憶ながらほぼ毎日日本酒の一升瓶が空いていた(ように思う)。朝も昼ももちろん夜も燗酒がお供(特に、65歳の時に妻に先に逝かれてからやる気が失せ、酒量も増えたみたいだし)。死因が脳軟化という病気だから明らかに酒のせい。

反面教師なのかどうなのか、その分父も僕もお酒には強くない(飲んでいても結局飲まれてしまうような・・・笑)。ほんの少し多く飲みすぎるといっぺんに体調不良に陥る(まあ、それは寝れば治まることなのだけれど)。
ということで、基本的にほんの少しのお酒があれば日々は十分。であるなら断酒しろという話だが、少しくらいは飲みたい(笑)。本日もビール1本で良い気分・・・。

思い出話はこのあたりで止めておこうとも思ったが、懐かしい80年代の音盤を聴き、青春時代のあの頃に触れた音楽は本当にどれもが忘れ難い存在で、何十年を経て聴いても気持ち良いものだということをあらためて思い知る。

人間は記憶によってアイデンティティを保っているが、逆に記憶によって今を生きられないように仕組まれてもいる。記憶さえなければ常に新鮮で、悩むこともないだろうし、不安に思うということもなくなるかも。記憶を意図的に消去するってできるのだろうか?ある一瞬間だけでもそういう状態になれたら最高かも。

GTR

Personnel
Steve Howe(guitar, synthesizers & backing vocals)
Steve Hackett(guitar, synthesizers & backing vocals)
Max bacon(lead vocals)
Phil Spalding(bass guitar & backing vocals)
Jonathan Movers(drums & percussion)

またスティーヴ・ハケットの演奏。1986年にスティーヴ・ハウと結成したGTRというバンド。残念ながら活動期間わずか1年弱、アルバムもこの1枚しか残していない。とはいえ、ジェフリー・ダウンズのプロデュースらしく、ポップでそれでいてプログレッシブで、25年前に初めて聴いたときは結構感動したもの。ハウとハケットそれぞれのインストゥルメンタル曲も秀逸。”Hackett To Bits”など既にどこかで聴いたハケットのソロ作品のよう。

記憶を馬鹿にはできないな・・・。

最近またあらためて唱えるようにしているホ・オポノポノ
「ありがとう。ごめんなさい。許してください。愛してます」
日々クリーニング!

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