夏休み(18日まで)

pachelbel_motetten.jpg残暑お見舞い申し上げます。何年ぶりかで長期の夏休みに入る(といっても1週間だが)。わが実家の方ではお盆のお墓参りは1年のメイン・イベントで、ある意味お正月以上に帰省するようやかましく言われてきたのだが、前職では仕事の事情でなかなかこの時期休みをとることができず、20年ぶりに一昨年の夏に1日だけ帰省したのがそもそもの始まり。結局その半年後には退職しフリーになるわけだが、あれから早2年。あっという間の2年。月日の経過は驚くほど速い。
今年は5日間ほど滋賀に滞在する予定だが(長期は何と20数年ぶりか!)、15日の夜には愛知とし子がCDを購入してくださった方々のためにミニ・リサイタルを開くのでこちらも気合いが入る。

まずは本日これから名古屋に向かい、先月の「人間力向上セミナー」にご参加いただいた方々と再会し、飲み会。ちょうど1ヶ月ぶりなのでみんなの変化が楽しみだ。

パッヘルベル:モテット集
コンラート・ユングヘーネル指揮カンタス・ケルン

パッヘルベルといえばカノンだけが有名になってしまっている感がある(尤も、このカノンニ長調を残しただけで十分すぎるほど価値ある作曲家だが)。この音盤にはパッヘルベルを中心に、ヨハン・クリストフ・バッハ(J.S.バッハの祖父の兄弟!)、ヨハン・ミヒャエル・バッハ(ヨハン・クリストフ・バッハの兄弟)のモテットが収録されている-バッハ一族は音楽家を多く輩出したことで有名だが、ヨハン・クリストフとヨハン・ミヒャエルの音楽は全く聴いたことがなかった。いずれも17世紀プロテスタント教会のための音楽。(昨日の講座でも話題になったが)特に西洋クラシック音楽の場合、キリスト教の理解が不可欠だが、こればかりはどれだけ机上で勉強しても、長年にわたる環境の中で染み付いた感覚まではどうしても理解できない。
音楽そのものには「美」を感じ取ることができても、言葉そのものものや歌われている内容-概念をそのまま素直に受け取ることはなかなか困難だ。

神は万物に宿る-いわゆる八百万の神信仰というのがピンと来るかな。やっぱり日本人だ。

※しばらくブログはお休みの予定です(気が向いたら日記として更新する可能性はあるが)。

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