昨日はTOTOについて書いた。今日はボストン。
1976年にデビューして以来、彼らのリリースしたアルバムはたったの5枚。しかし、発表する度に話題を呼び、根強いファンを持つアメリカ・イースト・コーストの伝説バンドである。
ファースト・アルバムは世界中で売れに売れ、一躍脚光を浴びた彼らはレコード会社との契約ですぐさま2枚目を発表せざるを得ない状況におかれた。ところが、もともとリーダーのトム・ショルツは、何年も何ヶ月もスタジオに篭り1曲を仕上げるという職人肌で寡作な人。商業ベースに納まるはずもなく、以降レコード会社の言いなりになることはなく裁判闘争まで引き起こすことになる。
そんな彼らが1986年に突如リリースしたアルバムが「サード・ステージ」。発表当時、久しぶりの復活で世界は燃えに燃えた。売れに売れた。そういう状況からも僕自身は当時彼らを単なるAORバンドだというカテゴリーに勝手に入れていた。
ボストン:「サード・ステージ」
ところが、2年前だったか本当に久しぶりに「サード・ステージ」を取り出して聴いてみたところ、以前とは違った聴こえ方がするのである。そもそもジャケットの写真やアルバム・タイトル、そして楽曲の歌詞の内容、全てが意味深なことに気づいたのである(深読みし過ぎかもしれないが)。
ここからはちょっとスピリチュアルな話。
①まずはタイトルの「サード・ステージ」。
人類は今第2段階にいるといわれている。アセンション(次元上昇)により第3段階、いわゆる「キリスト意識」に地球ともども移行するという。
②そして、
1.Amanda
2.We’re Ready
3.The Launch
4.Cool the Engines
5.My Destination
6.A New World
7.To Be A Man
8.I Think I Like It
9.Can’tcha Say
10.Still In Love
11.Hollyann
全11曲の楽曲の構成と歌詞の内容。日本語に訳すと単なるラブ・ソングに聴こえてしまうのだが、原詩を感じとってみると・・・。宇宙人という立場で詩が書かれているのがわかる。
③さらに、楽曲のベースとなるコードはG-Dur。
このG-Durという調性は瞑想向き(だと思う)。意識を「無」にするのに向いている(感じがする)。心地よい。
④さらにさらに、トレード・マークであるギターの宇宙船。
などなど、いろんな意味でロック史における傑作アルバムである。未聴の方はすぐにでも聴くべし。知っているという人は再度上記の観点から聴いてみるべし。
大いに発見があることと思う。
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