ヘルテル ブクステフーデ アリア「カプリッチョーサ」による32の変奏曲ト長調BuxWV250

ディートリヒ・ブクステフーデが亡くなって319年。
バッハがそのオルガン演奏に、そして音楽家としてのあり方に感銘を受けたことは有名なエピソード。

モーテンセン ブクステフーデ カプリッチョーサ変奏曲(1998.9録音)ほかを聴いて思ふ ブクステフーデの「夕べの音楽」 ブクステフーデの「夕べの音楽」 ブクステフーデの「カプリッチョーサ」変奏曲 ブクステフーデの「カプリッチョーサ」変奏曲

バッハは、巨匠のカプリッチョーサ変奏曲にインスパイアされ、ゴルトベルク変奏曲に着手したといわれる。確かにブクステフーデの革新、そして、その美しい音楽に、現代の僕たちも釘付けになる。

グールド J.S.バッハ ゴルトベルク変奏曲BWV988(1981.4-5収録)

何と清澄な歌であることか。
何と画期的な音楽であることか。

特に第20変奏以降にバッハの木霊を聴く。
否、逆だ。
第20変奏以降の奇蹟こそがバッハの魂に火を点けたのだろうと僕は想像する。
「ゴルトベルク変奏曲」の(天使の降臨たる)第26変奏以降の明快な音楽の源泉は間違いなくここにある。

ヘルテルの奏でるハープシコードの集中力は並大抵でない。
この求心力は、聴く者の記憶を刺激し、創造力の飛翔を喚起する。
何と素晴らしい変奏であることか。

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