ザ・フー。
40年前、友人の影響で彼らのレコードを初めて耳にしたとき僕は途轍もなく衝撃を受けた。
そのとき、既にキース・ムーンはなく、(ケニー・ジョーンズをドラマーに迎えた)新生ザ・フーについても来日の噂は微塵もなく、彼らの怒涛のライヴに触れる機会はなかった。もちろん今のように(映像にせよ)動く彼らを観ることは簡単ではなく、たぶん早稲田松竹だったと思うが、「ウッドストック」が上映され、そのときに初めて僕は動くピート・タウンゼントやキース・ムーン、ロジャー・ダルトリーを(もちろんジョン・エントウィッスルも)観た。とても感激した。
今はいつでもどこでもザ・フーの最高のパフォーマンスが鑑賞できる。
良い時代だ。
キース・ムーン在籍中の最後のアルバムのタイトル曲(1978年5月4日収録)。
有名なプロモーション・ビデオだが、リマスターされ抜群に解像度が上がっている。
そして、キース・ムーンが亡くなる直前の、英国はシェパートン・スタジオでのライヴ。
名曲”Baba O’Riley”(1978年5月25日収録)。
そして、タウンゼントのトレードマーク、ウィンドミル奏法と破壊、ムーン最後のパフォーマンスが観られる”Won’t Get Fooled Again”の狂気と興奮!(ライヴならではの陶酔のインタープレイが見物)
永遠だ。最高だ。
Personnel
Roger Daltrey (lead and backing vocals, rhythm guitar, harmonica, percussion, ukulele)
Pete Townshend (lead and rhythm guitar, backing and lead vocals, keyboards)
John Entwistle (bass guitar, horns, backing vocals)
Keith Moon (drums, backing vocals)